起業は簡単ではないけれど
モチベーション
2020/01/21
志があれば起業しよう~「10年で9割の会社が倒産する」というホントのようなウソについて~
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いつの頃からか、日本では「企業の10年生存率は、わずか1割にも満たない」という定説が半ば常識のように信じられている。
確かに、起業は簡単な決断ではない。
思いつきで経営者や自営業者になったところで10年もメシを食い続けられるわけもなく、この数字はなんとなく正しい気がする。
しかし、意外にもこの数字の根拠は、いくら検索しても信頼できるソースに行き当たらない。
わずかに、日経ビジネスWeb版で、
“ベンチャー企業の生存率を示すデータがあります。創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後はなんと0.3%です。非常に厳しい。”[1]
と、類似の内容を記述する取材記事に行き当たるものの、この記事ですら、そのデータの根拠が全く示されていない。
その一方で、実はこのような数字を否定する根拠はいくらでも出てくる。