起業に向いてる人はこんな人～ベスト３

僕が考えた起業に向いている人の条件ベスト３

第一位：思想がポジティブな人

第二位：ぼっちに耐えられる人

第三位：決して他人のせいにしない人

もちろん、「めちゃめちゃスキルが高くて、独立してもすぐに稼げる能力がある人」とか、「すでに知名度や人脈があって独立しても仕事がいくらでもある人」とか、「親が金持ちとか、貯金がたくさんあって、独身で持ち家もあるとか、当面お金の心配が無い人」とか、そんな人は起業に向いている、というか起業してもほとんど心配が無いと思うけど、そんな人は少数だから僕が考えた起業に向いている人の条件ベスト３には入れてありません。

それでは、ベスト３を少し補足していくね。

第一位：思想がポジティブな人

当然だけど、起業にはやりがいがある反面、苦労も多い。そんな時に、何でも前向きに考えられるとか、決して否定的にならない人でないと、メンタルをやられてしまいます。

たとえうまくいかないことが起きても、ひどい客にあっても、友人や従業員に裏切られても、とにかくポジティブに考える事ができる人は起業に向いていると言えます。

第二位：ぼっちに耐えられる人

第二位はぼっち、つまりひとりぼっちに耐えられる人です。実は起業に限らず、経営者は孤独です。大企業で多くの人に囲まれているように見える人でも、トップである以上、相談できないこともあります。

サラリーマン時代には、特に平社員などは上司の悪口を言いながら、同じ仲間とご飯を食べたり、飲みに行ったりして、それでストレスの発散をしていたかもしれません。しかし、経営者になったらそうはいきません。群れる事から離れる事ができない、すなわちぼっちに耐えられない人は起業すると思わぬストレスがたまります。

実は僕もぼっちが苦手で、ご飯すら一人で食べる事ができない性格でした。ただ、地位があがったり転職を繰り返すうちに、ぼっちに対する耐性が少しづつできてきました。まあ、50も過ぎたおっさんが、「ほら一人でご飯食べられるようになったよ」などと自慢しているのもこっけいな話ですが、人間は群れる事で安心する動物です。だから、コロナになってストレスをため、わざわざZOOMなどを使ってオンライン飲み会をするのもある種の本能と言えます。

ただ、サラリーマンでも役員を目指す人は、他人から嫉妬されたり足をひっぱられたりしますので、やはり、ぼっちに慣れておくといいと思います。

第三位：決して他人のせいにしない人

経営者はひとことで言えば、「決める人」です。会社に対するあらゆることを決定する立場にある人です。もちろん相談する人がいても構いませんが、あくまでも決めるのは経営者です。ですから、責任も負わねばなりません。失敗したとしてもそれを自分の責任だと常に思う事ができず、つい他人のせいにしてしまう人は起業に向いていません。

部下の手柄は自分の功績、自分の失敗は部下の責任にしてしまう、半沢直樹のドラマに出てくる浅野支店長のような人は起業に向いていないだけでなく、人としてどうかと思いますが、実際にはどんな会社にもいます。しかも結果的に失敗をしない、つまり「マイナス」がつかないため、仕事ができなくても会社の中で出世が早かったりします。難しい手術をしない医者が、失敗しない医者として名医と呼ばれる事もあるそうです。

いずれにしても、起業すれば誰かの責任にしようとしても、誰もいないわけですし、仮に部下がいたとしても、そんなことをしたらたちまち信頼を失って会社を去ってしまうことでしょう。ですから、例え部下の失敗でもすべて社長である自分の責任であると思うくらいの人でないと起業するのは辞めた方がいいと思います。